絶縁油中の微量PCBの簡易測定キット
絶縁油中の微量PCBの簡易測定法の位置付け
- 目的:PCB廃棄物の適正な処理(保管・運搬・処理・分析)のため。
- 関連法令:「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法(平成13年)」等
- 公的検証:第三者機関による審査を合格した測定法を環境省が公示(平成22年6月30日)
「迅速判定法(基準値以下であることを迅速に判定できる測定方法)」の主な要件
- 検出下限値が0.3mg/kg以下
- 3回測定時の変動係数が30%未満
- 偽陰性率(基準値(0.5mg/kg)を超えるものを検出できない確率)が1%未満
- 前処理から分析結果の算定までに要する時間が4時間以内
- 測定費用が1万円以内

図.簡易測定法(簡易定量法と迅速判定法)の活用の考え方
公示資料
絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定マニュアル(第2版)」(環境省・平成22年6月)
方法名
加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム/間接競合酵素免疫測定(ELISA)法
環境省の報道発表ページへ
ELISA(Enzyme-Linked Immunosorbent Assay): 酵素免疫反応法。特定の化学物質反応する抗体をもとに酵素により定量します。プレートを用いて一斉に多数の分析するため、バッチ式免疫測定法ともいいます。

間接競合反応
マイクロプレートに固相化したPCB類似化合物の複合体(固相化抗原)にサンプル中のPCB類(抗原)と一次抗体とを競合反応させます。
未反応の抗原、一次抗体を洗浄除去した後、固相化抗原に結合した一次抗体に標識二次抗体を結合させます。
発色反応
未反応の標識二次抗体を洗浄除去した後、発色液を添加します。標識二次抗体の発色用酵素のはたらきで発色基質が着色します。発色停止液を添加後、吸光度(450nm)を測定します。PCB類の濃度が高い試料では、標識二次抗体の固相化抗原への結合量が減少するため、着色が弱くなり、吸光度が低くなります。
PCB類濃度の計算
測定試料の阻害率(B/B0)よりPCB濃度を求め、これに試料希釈倍率およびELISA換算係数を乗じて試料中のPCB類濃度を算出します。
本製品の特徴
- オンリーワン:当マニュアルのELISA法に対応できるのは当製品のみ
- 多検体分析に強い:1キットで同時に40検体が測定可能(1検体当たり1,000円程度のキット費用と低コスト。一般的なマイクロプレートの読み取り装置(市販品)のほか、環境省マニュアル対応の自動前処理装置や前処理カラム(市販品)が別途必要です)
- 汎用的な前処理:愛媛大方式を採用、他の測定法とも兼用可能(前処理が共通であれば、簡易定量法としてのECD法やMS法とも連動(下図)することができます。)

図. ELISAを機器分析のスクリーニングに活用するケース(環境省マニュアルに対応)


ELISAキット(1個)の内容(左)とその中のマイクロプレート(右)
※キットには標準品以外の必要な試薬が必要分入っています。
関連製品: ダイオキシン簡易測定キット
ダイオキシンの生物検定法として公定法のひとつになりました。
ダイオキシン簡易測定法(ELISA)のページへ
当社では、平成20年7月28日付で日本エンバイロケミカルズ株式会社より技術移転を受け、同社のダイオキシン及びPCBに関するELISA技術に関するキットの販売・サービスに関する事業を開始しています。










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